研修効果を定着させるために始めたコーチングですが、企業内で効果をあげるためには課題がありました。それは何かというとコーチングスキルを習得するのに時間がかかるということです。
経験の浅いコーチが陥る状況にはこんなことがあります。
大雑把に言えば、聞けない、待てない、自分の経験からアドバイスをしてしまうということです。
1. アドバイスを与えすぎる
コーチングは相手の内側から答えを引き出すことが目的ですが、初心者のコーチは自分の経験や知識に頼り、アドバイスや解決策を提供してしまいがちです。これにより、クライアントが自分で考える力を失うことがあります。
2. クライアントの話を早く結論づける
クライアントの話を途中で要約し、結論を急いでしまうことで、重要な情報や感情が無視される可能性があります。
3. 自分の感情や価値観を持ち込みすぎる
コーチ自身の価値観や感情がセッションに入り込み、相手の話を評価したり、方向付けたりしてしまうことがあります。
4. セッションの構造が不明確
セッションの目的や進め方が不明確だと、相手もコーチも迷子になり、時間を浪費してしまいます。
5. 適切なフィードバックができない
曖昧なフィードバックや、過度にポジティブなフィードバックを与えることで、クライアントが具体的な改善点を見失います。
6. 相手のペースに合わせられない
クライアントの進むスピードに対し、早すぎたり遅すぎたりすることで、セッションが効果を失います。
8. 相手の課題をすべて抱え込む
クライアントの問題を自分事として捉えすぎると、コーチ自身が疲弊し、客観的な視点を失います。
9. 長期的視点を見失う